こんにちは!トラリピ大好きトラリパーのイモラです。
マネースクエアからトラリピの新しい通貨ペアとして、豪ドル/NZドル(AUD/NZD)がリリースされることになりました。
『オージーキウイ』との愛称を持つ豪ドル/NZドルは、トラリピ最強通貨ペアと評されています。

キウイはずんぐりむっくりの鳥のほう。果物じゃないですよ。
我が家でもこれを機に豪ドル/NZドルの運用を始めることにしたので、この記事で運用条件を公開したいと思います。
実は3回目となる豪ドル/NZドルの運用
実は、私が豪ドル/NZドルの運用を行うのはこれで3回目となります。
FX自動売買を開始したのは2年前ですが、そのときにはじめて運用したのが豪ドル/NZドルだったのです。
当時、「トライオートFXの豪ドル/NZドルのコアレンジャーの成績がすごい!」と評判になっており、その噂を聞きつけておそるおそる手を出したのが始まりです。
しかし、当時は含み損への耐性があまりなく、1か月ほど運用してトントン程度ですぐにやめてしまいました。

当時は含み損が苦手な新米トラリパーでした(笑)。
2回目の運用は、コロナショックで豪ドル/NZドルが1.0ドルにタッチしたころ。
「これ以上大きく下がることはないだろう」と始めてみたら、珍しくうまくいったのは記憶に新しいところです。
豪ドル/NZドルはトラリピ最強通貨ペアって本当?!
豪ドル/NZドルがトラリピ最強通貨ペアともてはやされる理由は何なのでしょうか?

キウイが最強にかわいいから?

ちゃうわ!!
豪ドル/NZドルの主な特徴を3つ挙げておきます。
- 狭いレンジできれいに上下を繰り返している
- ショック相場に強い
- クロス円やドルストレートの通貨ペアとの値動きの相関が低い
1つ目の「狭いレンジできれいに上下を繰り返している」ですが、百聞は一見に如かず、豪ドル/NZドルのここ5年ほどのチャートを見てください。

1.00~1.14ドルという狭いレンジでレートが繰り返し上下しており、きれいなレンジ相場を形成していますね。
5年チャートを見る限り、1.00~1.07ドルに買いトラリピ、1.07~1.14ドルに売りトラリピを仕掛けるハーフ&ハーフでかなりの利益が見込めそうです。
コロナショックでは、豪ドル/NZドルは1.00ドルを下回って最安値を更新し、長い下ひげをつけました。
しかし、ほかの通貨ペアと比べると下落割合は小さく、その後の回復スピードも速いことから、豪ドル/NZドルがショック相場に強いことがうかがえます。
また、豪ドル/NZドルは円も米ドルも絡まず、独自の値動きをしやすいので、ほかの通貨ペアと組み合わせると効果的なリスク分散が可能です。
ほかの通貨ペアと比較した結果が気になる人はこちらの記事をどうぞ。
豪ドル/NZドルはレンジ上限が悩ましい
私はトラリピの運用条件を考える場合、必ず2008年のリーマンショックを含む長期チャートを見るようにしています。
そして、リーマンショック以降の最安値や最高値がロスカットレートになるように資金管理を行うという運用方針をとっています。
豪ドル/NZドルについても同じようにやってみようと、2007年からの豪ドル/NZドルの長期チャートをチェックしました。


ずいぶん印象が変わるわね。

さっき見たチャートがずいぶん安値側に偏っていたことがわかるね。
チャートをリーマンショックまでさかのぼると、レンジが1.00~1.38ドルと大きく高値側に広がります。
この長期チャートだと、1.00~1.19ドルが買いトラリピのレンジ、1.19~1.38ドルが売りトラリピのレンジと考えるのが妥当に思えます。
また、我が家の運用方針にしたがえば、売りトラリピのロスカットレートを1.38ドルにすることになります。
しかし、そこまで運用レンジを広げたり、ロスカットレートを高値に設定すると、安全ではあるかもしれませんが、運用効率はかなり悪くなってしまいます。
この点について悩みに悩んだ挙句、あとでお見せする運用条件に落ち着きました。
ちなみに、2013年ごろを境に大きくレンジが変わっている理由については、特設ページに以下のような解説がありました。
豪ドル/NZドルの15年間の値動きを振り返ると、2011年あたりまでは、ニュージーランドに比べ、オーストラリア政策金利の利上げ傾向が強く、個人投資家を中心とした豪ドル買いの人気が継続、対NZドルで豪ドルの上昇傾向が続きましたが、それ以降は、ニュージーランドの景気回復から同国の株式市場が対オーストラリア株式市場よりも堅調傾向が続いたことから、対NZドルで豪ドルは下落傾向となりました。
https://www.m2j.co.jp/sc/lp/audnzd/
この解説によれば、オーストラリアの利上げ傾向が再び強まることがあれば、ここ5年ほどのレンジを上抜けすることも十分にあり得そうです。
運用を開始してからも、レンジの上抜けには細心の注意を払っていきたいと思います。
豪ドル/NZドルの運用レンジ
イモラ家の豪ドル/NZドルの運用レンジは、ズバリこのような『コアレンジ戦略』としました。

- 買いトラリピ:1.00~1.10ドル(ロスカットレート:0.95ドル)
- 売りトラリピ:1.04~1.12ドル(ロスカットレート:1.20ドル)
- 両建てレンジ:1.04~1.10ドル
運用レンジは5年チャートをベースに狭めに設定することで、資金効率を向上させて高利益率を狙う『攻めた』設定となっています。
買いトラリピのほうが少しレンジが広くなっているのは、買いトラリピと売りトラリピの運用資金をほぼ同額にするために調整した結果です。
ロスカットレートは買いトラリピが0.95ドル、売りトラリピが1.20ドルとし、レンジアウトしてもすぐにロスカットにはならないようにしています。
長期チャートを見ると、売りトラリピのロスカットレートを1.3ドル程度にしておきたい気持ちもありますが、利益率も考慮して1.2ドルとしました。
それに、複数の通貨ペアで運用しているので、実際には1.2ドルですぐにロスカットになる可能性はかなり低いと見込んでいます。
最悪の場合、追加資金を投入してロスカットだけは回避するつもりです。
また、トライオートFXの『コアレンジャー』のように、買いトラリピと売りトラリピを一部重複させて両建てとすることで、利益の積み増しを狙っています。
両建てによって常に含み損を抱えるというデメリットはありますが、コロナショックで含み損への耐性がついたので問題ないでしょう(笑)。
私は極力マイナススワップでのトラリピは避けることにしていますが、買いも売りも運用するとマイナススワップが避けられなくなります。
この点については、両建てによって利益の積み増しスピードが上がれば、マイナススワップがそれほど気にならなくなるのではないかと期待しています。
後日、両建てに意味はないのではないかと考えなおし、ハーフ&ハーフの進化版『コアハーフ戦略』に変更しました。
マネースクエアでは、2021年4月まで買い・売りともにスワップがゼロとなるキャンペーンをやっているので、しばらくはマイナススワップを気にせずに運用できますよ!

スワップゼロキャンペーンはありがたい!恒久化希望!!
豪ドル/NZドルのトラリピ運用条件
最後に我が家における豪ドル/NZドルの運用条件と運用資金について、まとめておきます。

必要資金は1NZドル=72円として計算しています。NZドルの対円レートが変われば、必要資金も変動しますのでご注意ください。

利益金額は500円以上ほしいので8NZドル(約560円)にしました。
今回、豪ドル/NZドルの運用を開始するに当たって、我が家では50万円の資金を追加します。
ただし、この50万円は新たに拠出するというわけではなく、毎月のトッピングリピートで追加している10万円を5カ月分前倒しして使うことにします。
「もう少し少額で始めたい」という人は、値幅を倍の0.004ドルとすれば必要資金は半分の25万円で済みますし、値幅を0.008ドルとすれば13万円で始められますよ。

資金に合わせて条件を柔軟に変更できるのもトラリピの魅力です。
将来的に、我が家のトラリピでは、カナダドル/円の買いトラリピとユーロ/円の売りトラリピに集約していくつもりです。
できれば、これらの通貨ペアと相関の低いもう1つの通貨ペアを取り入れたいと考えていたので、今回の豪ドル/NZドルのリリースは渡りに船でした。
今後、豪ドル/NZドルがどんな働きをしてくれるのか楽しみです!
みなさんもスワップゼロキャンペーンのこのタイミングで、豪ドル/NZドルの運用を始めてみませんか?