新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大しているところに、サウジアラビアが原油増産とのニュース。北朝鮮は「僕にもかまって!」とミサイル発射…。
そんな状況の中、あらゆる金融商品が異常な値動きとなっており、米国市場でのサーキットブレーカーの発動や株価の安値更新が日常茶飯事となっています。
賢者なら状況が落ち着くまで静観しておくのでしょうが、私はと言えば、トライオートFXでAUD/NZD(豪ドル/NZドル)の運用を始めちゃいました(笑)。

たくましいというか、懲りないというか…。
記事タイトルを釣り気味にしたお詫びとして、先に4日間でのAUD/NZDの利益の額をさらしておくと42,556円でした!

追加資金ゼロでのチャレンジだったので十分!
コロナショックでAUD/NZDの運用を始めた理由
私はFXをリーマンショックの前からやっています。経験年数だけは長いですが、裁量トレードで負け続けてきた万年素人です(笑)。
複雑なチャート分析はできませんし、経済指標を吟味しながらトレードするなんてこともできません。
そんな私が、荒れ狂う相場の中でAUD/NZDの運用を始めたのには理由があります。
それは、
AUD/NZDが1.0より下がることはないだろう
と強く思うからです。
AUD/NZDの長期チャートはこのようになっています。

これまでのAUD/NZDの最安値は2015年につけた1.002で、AUD/NZDが1.0を下回ったことはありません。
コロナショックでメキシコペソは安値を更新していますし、豪ドルやカナダドルもひょっとしたらリーマンショック後の最安値を更新するのはないかと警戒しています。
「AUD/NZDだって最安値を更新して1.0を下回ることはあり得るのでは?」という意見もあるでしょう。
しかし、オーストラリアとニュージーランドの共通点と国力の関係を考えると、AUD/NZDが1.0を下回るというのはかなり考えにくいと思うのです。
AUD/NZDが1.0を下回るというのは、豪ドルよりNZドルのほうが強いということです。ニュージーランドには申し訳ないですが、それは非現実的ではないでしょうか。
そういうわけで、AUD/NZDが1.01を下回っていた3月17日に「これ以上大きく下がることはないだろう」と判断して、AUD/NZDの買いトラリピの運用を始めたのです。

3月19日に一瞬1.0を下回りましたが、すぐに反発しました。
AUD/NZDの買いトラリピの運用条件
トライオートFXでは250万円で運用を行っていますが、AUD/NZDの買いトラリピを始めるのに新たな資金は追加していません。
その分、もともとトライオートFXで運用しているAUD/JPY、CAD/JPY、EUR/GBPの運用リスクを高めることになります。
しかし、今の水準で始めれば、AUD/NZDの含み損が大きく膨らむことはないだろうと判断しました。
運用条件はこんな感じにしています。
- レンジ:1.00~1.02の買いトラリピ
- 注文値幅:0.001ドル
- 注文数量:1.00~1.01では5,000ドル、1.01~1.02では2,000ドル
- 利確幅:0.003ドル
運用レンジを1.00~1.02の狭い範囲に限定することで、相場の揺り戻しがあったときにAUD/NZDの含み損が足を引っ張るリスクを抑えています。
注文数量と利確幅は状況を見ながらちょくちょく変えていますが、3月20日時点では上記のような条件としています。
トライオートFXでのトラリピの設定の仕方については、こちらの記事で詳細に説明しています。
3月17日から運用を始めて4日経過の現時点で4万円強の利益となっており、私的にはうれしい爆益です!!
ここまで自分の狙い通りにうまく結果が出ることもめったにありません(笑)。

だから、トラリピをしてるんですけどね。
運用全体では含み損が増えている中でも、トレードの楽しさを味わうことができました。
今のAUD/NZDはかなり低いリスクで運用できると思うのでみなさんにもオススメです!
後日追記:AUD/NZDの利益は71,795円に!
AUD/NZDの運用開始後、様子を見ながら1.03まで追いかけましたが、それでも4/8にレンジアウト。最終的な運用実績は次のようになりました。
- 運用期間:3/17~4/8(23日間)
- 確定利益:72,803円
- スワップ:-1,008円
- 実現利益:71,795円
結果論としては、「1.05ぐらいまで追いかけたらよかった~」と悔やむ気持ちもありますが、資金ゼロでこの利益はうれしい限りです。