FXプライムbyGMOでメキシコペソのスワップ投資を行っているイモラです。
3月のコロナショックと逆オイルショックの影響をもろに受けて、メキシコペソは2月に記録した直近高値の6.0円から一気に暴落。4月3日の終値は4.3円台となっています。
しかも、スワップが一時期の15円から5円へと大きく低下してしまい、踏んだり蹴ったりの状況です。
新型コロナウイルスの収束も見通せませんし、原油価格もいつ戻ってくるのか…。
そんな状況では「何もしない」が正解なのかもしれません。
しかし、そこはせっかちな私(笑)。
これがいい機会と思って、スワップ減少分だけでも少しは取り戻せないかと、以前から興味のあった『手動トラリピ』をメキシコペソで試してみることにしました。

手動トラリピ?

トラリピの注文を1本1本自分で設定するんだ。
「そもそもトラリピって何?」という人は、こちらの記事を参考にしてもらえると幸いです。
メキシコペソの運用状況
4月5日現在、メキシコペソの運用状況はこのようになっています。
口座残高:919,070円
ポジション数:50万ペソ
平均単価:5.41円
評価損益:-520,200円(スワップ15,100円含む)
ロスカットレート:3.7円
もともと元本100万円で運用を始めましたが、3月上旬に一部のポジションを損切りしたので、口座残高は919,070円に減っています。
FXプライムではスワップは決済時に確定されるので、口座残高には反映されていません。その代わり、評価損益のほうに反映されています。
ロスカットレートは3.7円ですが、3月に追加した20万円を考慮すると3.3円となっています。
スワップが1万ペソあたり15円から5円に減ったので、50万ペソでの1か月のスワップ減を単純計算すると、(15-5)×50×30=15,000円になります。
このスワップ減少分を少しでも補えないかと手動トラリピを始めることにしたのです。
シダ植物さんの手動トラリピに挑戦
トラリピと言えば、マネースクエアが本家本元で、イモラ家でも家計のお金を運用しています。
マネースクエアでは、最初に設定さえすればあとは全部自動で注文の発注を行ってくれるので楽ちんです。
しかし、毎回注文する手間さえ惜しまなければ、トラリピという運用方法自体はどのFX会社でも可能なのです。
その場合には、自分で手動で注文を出すことになるため、『手動トラリピ』という呼び方が定着しています。
手動トラリピは自由度が高いだけに、具体的なやり方は人によって差が出てくるようです。
私が手動トラリピに初トライするに当たって参考にさせてもらったのが、シダ植物さんのこちらの記事に書いてあるやり方です。
シダ植物さんの手動トラリピの特徴は、
一気にすべての注文を出すのではなく1本ずつ出していく
という点にあります。
例えば、寝ている間に急落があった場合、通常のトラリピなら何本も新規注文が約定していたはずのところ、シダ植物さん方式なら約定するのは1本だけとなります。
このため、急落時に多くのポジションを抱え、含み損が大きくなってしまうのを抑えることができるのです。
この効果は、今のメキシコペソみたいに「いつ急落が来てもおかしくない」という状況下では大きなメリットとなると考えています。

寝ている間に急落してから戻したような場合には、利益を逃してしまうことになります。
メキシコペソの手動トラリピの運用条件
メキシコペソの手動トラリピは、以下のような条件で運用してみようと考えています。
買い/売り:買い
レンジ:3.8~4.5円
注文数量:1万ペソ
値幅:0.05円(最大ポジション数15本)
利益幅:0.05円
最大ポジション数15本を持った場合には、ロスカットレートは現状の3.7円から3.8円(追加資金20万円を考慮した場合は3.3円から3.5円)に上がります。
このロスカットレートの上昇が、今回手動トラリピを始めることのリスクです。
ちなみに、売りトラリピも入れて両建てにすることも検討しましたが、FXプライムの売りのスワップが-25円というひどさだったのでやめました。
私が昨年お世話になったセントラル短資FXのほうがスワップ・スプレッドともに好条件となっていますので、今から始めるならセントラル短資のほうがいいでしょう。
スワップが悪化したので為替差益で補おうとするこの試み、うまくいってくれるかは値動き次第ですが、大きなリスクを取るわけではないのでやってみます。

こんなときはおとなしくしておいたほうがいいんじゃないの?

確かにそんな気もする(笑)。
後日追記:合計利益18,924円で手動トラリピを終了
メキシコペソが4.5円を上抜けしたあとも4.8円まで追いかけましたが、6月2日に4.9円を超えた時点で手動トラリピを終了しました。
メキシコペソの手動トラリピによる合計利益は18,924円でした。
「スワップ減少分を補う」という役割は十分に果たしてくれたように思います。その後は、通常のスワップ投資に戻しています。
そして、2020年のメキシコペソのスワップ投資の成績はこちらにて公開しています。