こんにちは!イモラです。
昨年に引き続き、インヴァスト証券さんに認定ビルダーに選んでいただきました!

光栄なことです<m(__)m>

私が昨年作成したのは、『3通貨ペア長期運用プラン』というプログラムです。
このプログラムは、豪ドル/円・買い、カナダドル/円・買い、ユーロ/ポンド・売りを広いレンジに仕掛けたものです。
私自身もこの3通貨ペア長期運用プランで運用していたのですが、そこにやってきたのがコロナショック!!
カナダドル/円と豪ドル/円という2つの対円通貨ペアを買いで運用していたため、コロナショック時の円高で大きな含み損を抱えることに…。

分散投資が甘かったと反省しています。
今回はこの反省を活かして、新たな認定ビルダープログラム『暴落ヘッジのトリプル運用』を作成しました。
名前のとおりショック相場での暴落に強く、しっかり利益も狙えるプログラムを目指しました。
トリプル運用のポイントは2つ。
- ユーロ/円・売りで円高時のリスクヘッジ
- ナスダック100トリプルで利益の上乗せを狙う
この記事では、『暴落ヘッジのトリプル運用』について詳しく説明します。
インヴァスト証券の公式サイトに公開されている解説記事と基本的に同じ内容ですが、公式記事には記載していない内容も一部追記しています。
『暴落ヘッジのトリプル運用』の概要
『暴落ヘッジのトリプル運用』(以下、トリプル運用)は、以下の3つを組み合わせたプログラムとなっています。
- 抜群の安定感を誇るカナダドル/円の買い
- 円高時のリスクヘッジとして機能するユーロ/円の売り
- 大きな値動きが魅力のナスダック100トリプル(TQQQ)の買い
カナダドル/円とユーロ/円の運用はトライオートFXで、TQQQの運用はトライオートETFで行うことになります。
トリプル運用の運用条件はこのとおりです。

それぞれの運用レンジは、ここ10年ほどの長期チャートでも、それなりの範囲をカバーできるように設定しています。



TQQQは価格が高くなると分割される可能性が高いので、あまりレンジを上に伸ばす必要はないかと考え、レンジ上限を180ドルにしています。
トリプル運用のシミュレーションをビルダーで行ったところ、結果はこのようになりました(2020年10月25日時点)。
- 期間収益率:+64.82%
- 期間損益:+538,033円
- リスクリターン評価:Very Good(4段階中上から2番目の評価)
- 推奨証拠金:830,062円

実は、ビルダーのシミュレーションは3年弱と比較的短い期間のものなので、以前はあまり参考にしてませんでした。
しかし、コロナショックという暴落相場がシミュレーションに反映されるようになったので、シミュレーションの実用性は以前よりグッと上がっています。
シミュレーション結果を見ると、コロナショックでトリプル運用の含み損は30万円程度まで増えています。
しかし、あのショック相場でこの程度のダメージで収まっているのはまずまずだと思います。
ユーロ/円・売りで円高時のリスクヘッジ
カナダドル/円は、比較的狭いレンジでレートが上下しやすく、リピート系自動売買で鉄板の通貨ペアとして知られています。
現在レートは80円前後と割安水準で、下値余地は限定されているので、安心して買いで運用できます。
今回も真っ先にトリプル運用に組み込むことに決めました。

リピート系自動売買でカナダドルは外せません!
しかし、カナダドル/円・買いに資金を集中させると、コロナショックのような急激な円高時に含み損が大きく膨らみ、最悪ロスカットになる可能性も…。
そこで、カナダドル/円・買いとの組み合わせに選んだのがユーロ/円・売りです。
ユーロ/円・売りは、カナダドル/円・買いに対して概ね逆相関となります。
運用対象 | 円高時 | 円安時 |
---|---|---|
カナダドル/円・買い | 含み損増加 | 利益増加 (含み損減少) |
ユーロ/円・売り | 利益増加 (含み損減少) | 含み損増加 |
円高時にカナダドル/円・買いの含み損は増えていくものの、ユーロ/円・売りは次々と利確され含み損が減るので、全体として含み損の増加を抑えることができます。
このように、トリプル運用では、円高時のリスクヘッジとして機能するユーロ/円・売りを導入することで、ショック相場の円高にも強いプログラムに仕上げました。
なお、ユーロ/円の現在レートは124円台前半となっており、売りで運用しても問題ない水準ですし、ユーロ/円は売りのスワップがプラスとなっています。
カナダドル/円・買いとユーロ/円・売りの組み合わせは、どちらもスワップがプラスという点においても絶好の組み合わせです。
ただし、カナダドル/円とユーロ/円のどちらかは含み損を抱えている状態が続くので、最後は損切りしないと運用を終えられない可能性が高いです。
このため、トリプル運用は短期運用には不向きで、累積利益が含み損を大きく上回るまである程度の期間運用することが前提となります。
先ほどのシミュレーション結果では、運用開始4か月ぐらいで安定的に累積利益が含み損を上回るようになっています。
ユーロ/円の売りをほかのクロス円の買いの運用と組み合わせる運用手法は、私も実践しています。
ナスダック100トリプルで利益の上乗せを狙う
ナスダック100トリプル(TQQQ)は、ナスダック100というETFの3倍の値動きをするレバレッジETFです。
リピート系自動売買の利益の源泉は値動きの総推移にあるので、TQQQはその激しい値動きによって、大きな利益をもたらせてくれることが期待できます。
ただし、大きな値動きはリスクにもなり得ます。コロナショックでは、TQQQは120ドルから30ドル台まで暴落しました。
基本的に上昇を目指すTQQQですが、ひたすら上値を追い続けると暴落時にあっという間にロスカットになる危険性があります。
トリプル運用では、100~180ドルのレンジでは値幅を5ドルと広めにし、高値のポジションを多く持ちすぎないように調整しています。
その代わりに、利確幅を10ドルと大きめにすることで、1回の利益を大きく取れるようにしています。
一方、暴落はチャンスでもあるので、100ドル以下では値幅を2.5ドルとして、回復時にしっかりと利益を積み上げられるようにしています。
為替が動かないときでも株価は元気に上昇ということはよくあるので、FXとの分散効果が期待できます。
私もTQQQを運用していますが、これまでの成績には大満足しています。
なお、TQQQに特化して運用したい人は、今回『予算に応じてナスダック100トリプル』という認定ビルダープログラムもリリースされましたので、よかったらどうぞ。
推奨証拠金を目安に資金を用意しよう
私がリピート系自動売買で運用する際には、ロスカットレートを先に決めて、そのロスカットレートまでは持ちこたえられるように資金管理をしています。
参考までに、トリプル運用の場合、それぞれのロスカットレートと必要資金は次のように見積もっています(TQQQの必要資金は1ドル110円で計算)。

しかし、これら3つの運用がすべて同じタイミングでロスカットレートに達するということは考えにくいです。
それどころか、逆相関となるカナダドル/円・買いとユーロ/円・売りの組み合わせは、互いに資金を融通し合う関係になります。
なので、上記必要資金の合計額である220万円を用意する必要性は低いと考えています。

利益率がかなり落ちるしね。

じゃあ、いくら用意すればいいの?

ビルダーの推奨証拠金を参考にするのが1つだよ。
「では、いくら用意すればいいの?」と迷ったときに参考にしたいのが、ビルダーのシミュレーションで示される推奨証拠金です。
先ほども書いたように、最新のシミュレーション結果は、コロナショックを含む期間のデータも考慮されています。
トリプル運用の推奨証拠金は約83万円となっています。
すなわち、83万円を最低限用意しておけば、コロナショックレベルの暴落なら耐えられる可能性が高いです。
資金配分は迷うところですが、トライオートFXに50万円、トライオートETFに33万円ぐらいがほどよいバランスかと思います。

トライオートFXとトライオートETFは、運用資金が別扱いなので注意してください。
運用資金83万円だと、コロナショック以上のショック相場や、ユーロ/円が大きく上げてくるときには、資金不足になるおそれがあるのでご注意ください。
『暴落ヘッジのトリプル運用』のまとめ
最後にトリプル運用の特徴をまとめておきます。
- 円高でも円安でも利益を積み重ねることができる
- 円高時の含み損を抑えられる
- 米国株が元気なときにはボーナスがもらえる
- 含み損を常に抱えるので短期運用には向かない
- 推奨証拠金は約83万円
トリプル運用は、ビルダー機能のシミュレーションを参考に、少ない推奨証拠金でコロナショックでの含み損を抑えられる運用条件を探して得られたものです。
ただ、ロスカットレートに基づいた資金管理は、リピート系自動売買を続けていくなら絶対に覚えておいたほうがいいです。
ロスカットレートに応じた必要資金は、当ブログがトライオートFXとのタイアップ特典として提供している資金管理ツールを使えば簡単に求めることができます。
説明書も付属していますし、口座開設するだけで入手できるので、興味のある人はこの機会にぜひどうぞ。

よかったらお試しください!