イモラ家では2019年8月からマネースクエア のトラリピで家計のお金を運用しています。
最初に200万円を投入してトラリピを始めましたが、加速度的にお金を増やしていくために『トッピングリピート』を毎月行っています。
上の記事で詳細に説明していますが、トッピングリピートとは、毎月の積立金と確定利益を使ってトラップを追加していく手法です。
元本を増やしながら利益を再投資することで、複利の力を大いに利用してやろうというのがトッピングリピートの主目的です。
また、トッピングリピートでは「現在レートの近くにトラップを追加する」ことによって『利回り向上』という効果も期待できます。
今回、その効果について検証してみたので、ご報告したいと思います。


予想以上の効果がありました!!
トッピングリピートの現状
まず、我が家のトッピングリピートの現状を整理しました。
2019年9月~2020年2月の半年間にトッピングリピートで追加したトラップを、基本トラリピのトラップ(基本トラップ)と一緒にチャートに書き込んでみました。
AUD/JPYのトラップ
AUD/JPYは、70~78円のレンジに仕掛けた21本の基本トラップに対して、11本のトラップをこれまでに追加してきました。


CAD/JPYのトラップ
CAD/JPYは、78~86円のレンジに仕掛けた21本の基本トラップに対して、11本のトラップをこれまでに追加してきました。


GBP/JPYのトラップ
GBP/JPYは、134~150円のレンジに仕掛けた21本の基本トラップに対して、5本のトラップをこれまでに追加してきました。
GBP/JPYは運用期間が短く、また、1本のトラップを仕掛けるのに多くの資金が必要なので、追加トラップは少なめになっています。


MXN/JPYのトラップ
MXN/JPYは、5.0~6.2円のレンジに仕掛けた31本の基本トラップに対して、21本のトラップをこれまでに追加してきました。
MXN/JPYは、1本のトラップを仕掛けるための必要資金が少ないため、積極的にトッピングリピートでトラップを追加しています。


基本トラリピとトッピングリピートの利回り比較
さて、いよいよ本題のトッピングリピートの利回りの検証です。
この検証は、基本トラリピの利回りとトッピングリピートの利回りを比較することによって行いました。
具体的には、基本トラリピとトッピングリピートのそれぞれについて、利益の月平均と運用資金の月平均を求め、そこから平均月利を算出しました。
その結果はこのとおりです。




トッピングリピートの完勝ね!
どの通貨ペアにおいても、基本トラリピよりもトッピングリピートのほうが利回りが大幅に高いという結果が得られました!
基本トラリピだけでも目標利回りの月利1%を大体クリアできていますが、トッピングリピートでは1%を大きく上回る月利を達成できています。
この運用成績の差は、次のように説明できるかと思います。
基本トラリピは広いレンジにトラップを仕掛けることで、長期間の運用に耐え得るものとなっています。
その分、基本トラリピのレンジの端ではトラップが約定する機会が少なく、資金を遊ばせてしまっていると言えます。
一方、トッピングリピートでは、現在レート付近にピンポイントでトラップを仕掛けます。
このため、トッピングリピートの追加トラップは比較的すぐに約定し、資金を無駄なく活用して効率的に利益を生み出してくれるというわけです。
追加トラップの利回りのよさは、トッピングリピートによる複利効果を加速してくれることでしょう。
このような両者の違いが、上の結果をもたらしたのだろうと私は理解しています。


基本トラリピは投網でたくさんの魚を獲るイメージで、トッピングリピートは銛で1匹の魚を確実に仕留めるイメージ。
『基本トラリピ+トッピングリピート』が一番!
このような結果を受けて、「じゃあ、トッピングリピートだけでいいのでは?」と考える人もいるかもしれません。
つまり、最初にまとまった資金で基本トラリピを仕掛けることはせずに、毎月のトッピングリピートで少しずつトラップを増やしていくというやり方です。


これならまとまった資金がいらないから手軽に始められそう。
しかし、トッピングリピートだけだと、トラップの本数が少ない最初のうちは少しの値動きでレンジアウトしてしまうため、利益を伸ばしにくくなります。
トッピングリピートは、ある程度広いレンジに仕掛けた基本トラリピと組み合わせてこそ、その力を発揮できるのだと考えています。
今回の検証でトッピングリピートのよさを再確認できたので、今後もトッピングリピートは続けていきます!


今月から積立金を毎月10万円に倍増します!