トラリピ大好きトラリパーのイモラです。
コロナショックで最安値をあっさり更新したMXN/JPY(メキシコペソ/円)。
それを受けて、MXN/JPYはトラリピ向きではないと考えるに至り、手仕舞い大作戦を開始したのは、こちらの記事で書いたとおりです。
年内に片が付くかと思っていましたが、予想以上に手こずりました…。
メキシコペソを持ったまま年を越すのがイヤだったので、先日、多少の損切りをして撤退完了。
この記事では、トラリピでのメキシコペソの運用について総括します。
MXN/JPYのトラリピ運用実績
2019年8月から1年5カ月運用してきたメキシコペソ。
トッピングリピートを行っていたので運用額は変動していますが、平均で約60万円の資金を運用してきました。
その運用実績は、最後の35,960円の損切りも含めて、このようになりました。
- 累計利益:143,495円(内スワップ益89,235円)
- 平均利益率:月利1.6%(複利運用で年利20.6%)
我が家の目標利益率である月利1.0%を超える立派な実績を最終的に叩き出してくれたことに感謝!!
それにしても、累計利益のうち6割強がスワップ益というのはいかにもメキシコペソらしいです。

長期保有しているポジションたくさんあったからなぁ。
利益率の推移を見てみるとこんな感じです。

手仕舞い作戦を始めて利益を出さなくなった10月以降の成績を除けば、我が家で運用している全通貨ペアの平均を上回ることが多かったです。

撤退する必要なかったんじゃないの?

平穏時にはそう思うんだけどね。
MXN/JPYでトラリピはやめたほうがいい?
こうやって振り返ってみると、メキシコペソをトラリピで運用することは何も問題がないように思えます。
しかし、暴落時に簡単に最安値を更新してしまう通貨ペアは、やはり私はトラリピに向いているとは思えません。
コロナショックでそれまでの最安値をあっさり更新したメキシコペソに、私は底なし沼の恐怖を覚えました。
ほかの先進国通貨のクロス円ももちろん暴落しましたが、最安値まではまだ余裕を残して反発しましたからね。
『レンジ相場』というトラリピの前提が崩れるか崩れないかのこの違いは大きいと思います。
その後、メキシコペソのロスカットレートを2度にわたって見直すなど、完全に足を引っ張られました。
ロスカットレートの設定が甘かったなど、自分自身が反省すべき点もありますが…。
また、今回の取りまとめで気付いたのですが、スワップ益を除いた決済益だけだとメキシコペソの利益は4割以下に激減!

決済益だけの利益率なら月利0.6%。これだとちょっと寂しいなぁ。
トラリピで稼ぐなら、もう少しボラティリティの大きな通貨ペアを選んだほうがよい気がします。
スワップは魅力的ですが、スワップ重視で運用するならトラリピでなくていいはず。
…というわけで、「トラリピであえてMXN/JPYを選ばなくてもいいんじゃない?」というのが今の私の考えになります。
トラリピの運用条件を見直します
メキシコペソから撤退したのを機に、我が家の基本トラリピの運用条件を少し見直す予定です。
正月休みの間に検討し、2021年からは新しい条件で運用を開始したいと考えています。
新しい運用条件については、近々アップするのでよかったらまた見に来てください。

みなさん、一年間大変お世話になりました。

よいお年を!