トラリピの設定方法を初心者向けに徹底解説!

トラリピ

マネースクエアのトラリピは、FX上級者向けのイメージが強いかもしれません。

しかし、トラリピは、中長期でゆったり運用するのに向いているので、実はFX初心者にこそオススメしたい手法です。

ただ、トラリピをいざ始めてみようとすると、「最初の条件設定が難しい」と感じる人も多いはず。私もそうでした。

イモラ
イモラ

一度やってみればなんてことはないんだけどね。

いろんなブログでトラリピの設定は公開されていますが、初心者がそれをただ真似するだけだと、リスクがよくわからないままスタートしてしまうことになり危険です。

そこで、この記事では、トラリピの設定方法について、初心者にもわかりやすく解説しています。

これを読めば、あなたも「トラリピ、恐るるに足らず!」と豪語できるようになるはず?!

長文御免!

トラリピの設定項目

トラリピがどんなものかまったく知らないという人は、まずはこちらの動画でトラリピのイメージをつかんでください。

90秒でわかる マネースクエアの独自注文「トラリピ」

また、トラリピの設定項目を知ってもらうため、2019年8月から200万円の資金で始めたイモラ家のトラリピ設定を載せておきます。

一番上の各項目が、トラリピを開始するにあたって設定しなければいけない項目です。あとで詳しく説明するので、今はざっと眺めてもらうだけで結構です。

この200万円トラリピでは、CAD/JPY、AUD/JPY、MXN/JPYの買いトラリピと、NZD/USDの買いトラリピと売りトラリピ(ハーフ&ハーフ)を運用しています。

これらの通貨ペアに決めた理由については、こちらの記事に書いています。

トラリピの設定から注文までの手順

トラリピの設定から注文に至るまでの手順をチャートにまとめました。

ステップが多くてうんざりの人もいるかもしれませんが、重要なのはステップ2、3、6ぐらい。あとは大したことないので、安心してください!

トラリピの設定から注文までの手順
  • ステップ1
    運用資金を決める

    トラリピの運用資金を決める。

  • ステップ2
    レンジを決める(ここ重要!)

    過去のチャートからどのレンジにトラリピを仕掛けるかを決める。

  • ステップ3
    ロスカットレートを決める(ここ重要!)

    リスク許容度に応じてロスカットレートを決める。

  • ステップ4
    注文金額を決める

    とりあえず最低注文金額にしておけばよい。

  • ステップ5
    利益金額を決める

    500~1,000円ぐらいの間でエイヤーと決める。

  • ステップ6
    『トラリピ運用試算表』でトラップ本数を決める(ここ重要!)

    運用資金とロスカットレートに応じて自動的に決まる。

  • ステップ7
    トラップ値幅を調整する

    この調整は必須ではないので省略可能。

  • ステップ8
    トラリピを注文する

    これまでに決めた設定条件に基づいて注文する。

以下では、イモラ家のCAD/JPYの設定を具体例にして、各ステップについて詳しく説明していきます。

ステップ1:運用資金を決める

まずは、トラリピでいくら運用するのかを決めておきます。

大きな損失を被る可能性もなきにしもあらずなので、生活資金ではなく余裕資金の範囲で運用するようにしましょう。

イモラ家では、運用資金の200万円のうち、CAD/JPY、AUD/JPY、MXN/JPYにそれぞれ40万円、NZD/USDに80万円を割り当てることに仮決めしました。

あとのステップで調整した結果、最終的な運用資金はこれらの額から前後していますが、このステップではとりあえず「CAD/JPYの運用資金は40万円とする」と決めておきます。

ステップ2:レンジを決める

次に、過去のチャートからどのレンジにトラリピを仕掛けるかを決めます。

このときに見るチャートは、できるだけ長期のものがいいです。短期チャートから運用レンジを決めると、思いのほかに狭いレンジになってしまうおそれがあるからです。

レンジが狭いということは、その狭いレンジでレートが上下している限りは高い利回りが狙えますが、レートがレンジから外れる可能性も大きくなります。

安定的な運用を心がけるなら、少なくとも2008年のリーマンショックまでは遡ってチャートをチェックするようにしましょう。

これは、私がCAD/JPYのレンジを決める際にチェックした2006~2019年のチャートです。

このチャートから捉えたCAD/JPYのレンジは68~126円で、その中間値は97円となっています。

一番わかりやすいのは、下半分の68~97円に買いトラリピを仕掛け、上半分の97~126円に売りトラリピを仕掛けるという戦略ですね。

このようにレンジの下半分に買いトラリピを仕掛け、上半分に売りトラリピを仕掛ける戦略を、『ハーフ&ハーフ』と呼びます。

ハーフ&ハーフを採用すれば、買いと売りのポジションが同時に成立することはないので、必要資金は片方の分だけで済ませることができ、買いと売りを合わせた広いレンジで利益が狙えます。

ただ、私はマイナススワップがイヤなので、今のところCAD/JPYの売りトラリピは考えていません。

レートが97円に近づいてきたら、そのときに売りトラリピをどうするか改めて考えます。

話が少し逸れましたが、CAD/JPYの買いトラリピのレンジはどう決めればよいのでしょうか?

運用資金は40万円と限られているので、68~97円という広いレンジにトラリピを仕掛けるのは現実的ではありません。レンジをもう少し狭める必要があります。

我が家の場合、設定条件を検討していた2019年7月時点でCAD/JPYは82円台だったので、82円を中心に上下に4円の範囲、すなわち78~86円の範囲に買いトラリピを仕掛けることにしました。

上下4円ぐらいとっておけば、すぐにレートがレンジから外れることはないだろうという程度で、確固たる理由があるわけではありません。

レンジは大事な設定項目ですが、その人の考え方や資金などに応じて、一番差が出るところでもあります。

イモコ
イモコ

仕掛けるレンジは意外と狭いのね。

イモラ
イモラ

限られた資金でレンジを広くしすぎると、トラップ間隔が広すぎてトラップに引っ掛かりにくくなるからね。

ステップ3:ロスカットレートを決める

次に、ロスカットレートを決めます。

トラリピでは証拠金維持率が100%を下回ると全ポジションが強制決済、すなわちロスカットされます。そのときのレートがロスカットレートです。

ロスカットに遭うと資金の大半を失うことになるので、ロスカットは絶対に避けなければならないものです。

トラリピでは「ロスカットレートをいくらにするか」によって運用リスクを調整するので、ロスカットレートは最重要項目と言っても過言ではありません。

買いトラリピの場合、ロスカットレートを下げれば下げるほどロスカットに遭いにくくなり、リスクは低くなりますが、一般的に資金効率は落ちます。

反対に、ロスカットレートを上げれば上げるほどロスカットに遭いやすくなり、リスクは高まりますが、うまくいけば資金効率は向上します。

我が家では、CAD/JPYのロスカットレートをリーマンショック後の最安値の68円としました。

あとでも説明しますが、ロスカットレートは設定条件として入力するのではなく、ほかの設定条件を決めることによって自動的に決まるものです。

つまり、ここで決めたロスカットレートは、ほかの設定条件を調整する際の基準となります。

イモラ
イモラ

「ロスカットレートをあるレート以下(以上)にするためにほかの設定条件を調整する」ということは覚えておいてください。

ロスカットとストップロスの違いは?

トラリピでは、『ストップロス』を設定することができます。

ストップロスとは、いわゆる『損切り』と呼ばれるもので、ストップロスで設定したレートになったら、そのトラリピのすべてのポジションが決済されます。

「ロスカットは強制的に全ポジションが決済されるもの」であるのに対し、「ストップロスは自発的に損切りするもの」と覚えておきましょう。

我が家では「損切りもせずにロスカットにも遭わないように運用する」ことをトラリピ運用の基本スタンスとしているので、ストップロスは設定していません。

ステップ4:注文金額を決める

注文金額とは、1回の注文で売買する数量のことです。運用資金が限られているうちは、マネースクエアで決められている最低注文金額としておけば問題ないでしょう。

最低注文金額はこちらのページで確認してください。『売買単位』というのが最低注文金額のことです。

CAD/JPYの場合、最低注文金額は1,000なので、注文金額は1,000でOKです。

注文金額を増やす余裕があるなら、トラップ本数を増やしてトラップ密度を高めることを優先したほうが、安定的な運用ができると思います。

イモコ
イモコ

『注文金額』は簡単ね。

ステップ5:利益金額を決める

利益金額とは、1回の決済で狙う利益のことで、『利益幅』とか『利幅』とも呼ばれます。

トラリピの先輩方が、最適な利益幅を公開してくれていますので、これを参考にして決めるといいと思います。

利益金額をどうするかは運用リスク(ロスカットレート)には関係ありませんので、エイヤーで決めてしまいましょう(笑)。

個人的には、「最適な利益金額がいくらか」というのは結果論にすぎず、あまり時間をかけて悩んでもしょうがないと思っています。

どの通貨ペアでも500~1,000円ぐらいの間で設定しておけば大ハズレということはないでしょう。

私はラッキーセブンにちなんで、『7』絡みの利益金額(700円とか7ドルとか)にすることが多いです(笑)。

イモラ
イモラ

『利益金額』も楽勝!

決済トレールはどうする?

トラリピでは、『決済トレール』を設定することができます。

決済トレールとは、簡単に言えば、相場の上昇や下降に追随して決済価格も変化させる機能のことです。

詳しく知りたい人は、マネースクエアのこちらのページをどうぞ。

決済トレールを設定することで、相場が一方向に大きく動いている場合に、設定した利益金額以上の利益を得ることができます。

私もはじめて知ったときは、「こんな夢みたいな機能があるのか」と早速使ってみたのですが、現実はそう甘くなかったです…。

詳しい説明はここでは控えますが、通常時の相場では決済トレールを設定していることで、「決済しにくい」というデメリットが生じます。

私は実際に試してみて、こちらのデメリットを強く感じたので決済トレールは外すことにしました。

ステップ6:『トラリピ運用試算表』でトラップ本数を決める

ここまでの条件を決めたら、『トラリピ運用試算表』の出番です!

『トラリピ運用試算表』は、これまでに決めた条件を入力すればロスカットレートが一瞬でわかる優れもののツールです。

ただし、トラリピ運用試算表はマネースクエアで口座開設しないと使えないようになっているので、トラリピに興味のある人はまずは口座開設することが先決です。

トラリピ運用試算表は、ログイン後のトップ画面の下のボタンから開きます。また、トレード画面のメニューにもトラリピ運用試算表へのリンクがあります。

トラリピ資産運用表の上半分は、下のキャプチャのように試算条件を入力する画面となっています。各項目に条件を入力しましょう。

トラリピ運用試算表の条件入力画面
イモラ
イモラ

ステップ3で決めたロスカットレートをここで入力する必要はないよ。

トラップ本数は、あとでロスカットレートを調整する際にいじりますので、とりあえず適当な本数を入力しておいてください。ここでは『30本』としています。

各項目に条件を入力したら、『計算スタート』という水色のボタンを押してください。すると、その下に次のような試算結果が表示されます。

トラリピ運用試算表の試算結果画面

試算結果の画面でチェックすべき項目はロスカットレートです。

この試算条件だとロスカットレートは71.5円となっており、ステップ3で決めた68円よりも高くなっています。なので、ロスカットレートが68円以下となるように条件を調整します。

ロスカットレートを下げるには、運用資金を増やしてもいいのですが、普通、運用資金は固定条件だと思いますので、ここではトラップ本数を減らします。

試算条件のトラップ本数を30本から徐々に減らしていき、ロスカットレートが68円を下回るトラップ本数を見つけてください。

今回の試算条件だと、トラップ本数を23本としたときにはじめてロスカットレートが67.3円と68円を下回りました。

トラップ本数を23本にしたときの試算結果画面

運用資金40万円、レンジ78~86円、ロスカットレート68円という条件下では、トラップ本数を23本にすればいいということがわかりました。

トラップ値幅は、トラップ本数に連動して自動的に決まります。この条件だと、トラップ値幅は0.363円となりました。

これで、下の表に示すように、トラリピを始めるのに必要なすべての設定条件が出揃いました。

通貨ペアCAD/JPY
買・売
運用資金400,000円
注文金額1,000
レンジ78~86円
トラップ本数23本
トラップ値幅0.363円
利益金額700円(決済トレールなし)
ロスカットレート67.3円(<68円)

ステップ7:トラップ値幅を調整する

ステップ6で決まった設定条件で注文しても何の問題もないのですが、イモラ家の設定に至るまでには実はもう1ステップあります。

というのも、私はトラップ値幅が0.363円という中途半端なのがイヤなので、トラップ値幅が0.4円になるようにさらに調整したかったからです。

イモラ
イモラ

キリのいいトラップ値幅にしたかったんだ…。

「そんな細かいこと気にしない!」という人は、このステップを飛ばしても全然問題はありませんので、ステップ8に進んでください。

さて、レンジ幅が8円の場合にトラップ値幅を0.4円にしようと思えば、トラップ本数は8÷0.4+1=21本となります。最後の「+1」は懐かしの植木算ですね。

トラップ本数を23本から21本に変更した試算結果は次のとおりです。

トラップ本数を21本にしたときの試算結果画面

トラップ本数を21本にすると、確かにトラップ値幅は0.4円となっています。また、ロスカットレートが67.3円から65.6円まで下がっています。

ロスカットレートが下がるのは、リスク低減という意味では悪いことではありません。

ただ、運用効率は下がってしまうため、ロスカットレートを最初に決めた68円にできるだけ近づけるように、運用資金を40万円から減らすことにしました。

トラップ本数を21本に固定し、運用資金を40万円から1万円刻みで下げながら試算してきます。

すると、運用資金36万円でロスカットレートが67.6円、運用資金35万円でロスカットレート68.1円となりました。

このことから、トラップ値幅を0.4円にした場合に、ロスカットレートを68円以下に抑えるのに必要な最低資金は36万円であることが判明しました。

こうして、得られた設定条件が次の表のとおりであり、これが最初にお見せした我が家のCAD/JPYのトラリピ設定となっています。

通貨ペアCAD/JPY
買・売
運用資金360,000円
注文金額1,000
レンジ78~86円
トラップ本数21本
トラップ値幅0.4円
利益金額700円(決済トレールなし)
ロスカットレート67.6円

もう一度言いますが、このステップ7の調整は必須ではありません。

A型気質(O型ですが…)の私の好みで数字をいじっただけであって、まったく本質的なことではありませんから(笑)。

イモコ
イモコ

私だったら間違いなくこのステップは省略!

ステップ8:トラリピを注文する

いよいよ、最後の注文までやってきました。あと一息です。

注文画面では、これまでに決めた設定条件を次のように入力します。運用資金とロスカットレートは注文画面で入力することはありません。

トラリピ注文画面

注文前にもう一度ロスカットレートの確認をしたい場合は、『トラリピのリスクを試算』というボタンを押して、運用予定額を入力すればロスカットレートを確認することができます。

最後に注文実行ボタンを押せば、めでたくトラリピ開始となります。

お疲れさまでした!

イモコ
イモコ

条件さえ決めてれば、注文自体は簡単ね。

あなたに合ったトラリピ設定で資産を増やそう

以上、トラリピの設定方法についてできるだけわかりやすく解説してきたつもりですが、いかがでしたか?

興味のある人は、この記事で説明した手順でイモラ家のほかの通貨ペアの設定条件にたどり着けるかやってみると、いい練習になると思います。

トラリピの設定は、運用資金、リスク許容度、狙う利回りに応じて、無限の組み合わせが考えられるので、あなたに合った設定を試行錯誤しながら見つけましょう。

そのためには、トラリピ設定の基本が理解できたら、とりあえず少額(20~30万円)でよいので実際にトラリピを始めてみることを強くオススメします。

実際に自分でやってみると、新たな発見や疑問がいろいろと出てくるはずです。トラリピの理解を深めるには実践しかないのです。

誰だって最初から完璧に理解するのは無理です。まずは最初の一歩を踏み出してみませんか?

イモラ
イモラ

長文記事、お疲れさまでした!

マネースクエア
\裁量トレードが苦手でもこれなら勝てる!/