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【必見】トラリピのレンジ抜け対策。資金もリスクも変えずにトラップ追加?!

【必見】トラリピのレンジ抜け対策。資金もリスクも変えずにトラップ追加?!トラリピ

コロナショックで相場から目が離せない日々が続いています。

そんな中、トラリピで運用をしている人の中には、「レンジを外れそう」、「すでにレンジアウトしてしまった」という人もいるのではないでしょうか?

イモラ家でもマネースクエアで家計のお金を運用していますが、レンジを下抜けしそうな通貨ペアが続出しているので対策をしました。

いつもできるとは限りませんが、ひょっとしたらあなたも使えるかもしれない「資金もリスクも変えずにトラップを追加する方法」を紹介します。

イモラ
イモラ

レンジ抜けによる機会損失を抑えるための方法です。

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AUD/JPYのトラリピ運用状況

以下では、我が家で運用中のAUD/JPYの買いトラリピを具体例として挙げながら、説明していきたいと思います。

AUD/JPYの基本トラリピは、レンジ70~78円、本数21本、値幅0.4円となっています。運用資金は45万円です。

45万円という運用資金は、リーマンショック後のAUD/JPYの最安値である55円までは耐えられるように『トラリピ運用試算表』を使って求めました。

このあたりの詳しいことは、こちらの記事を参考にしていただければと思います。

運用を開始した2019年8月以降のチャートに、AUD/JPYの基本トラリピのトラップを書き込みました。

AUD/JPYの基本トラリピのトラップ
AUD/JPYの基本トラリピのトラップ

合計21本のトラップのうち、70~76.4円までの17本はすでに約定しポジションとして抱えていますが、76.4円よりも上側の4本は未約定の状態です。

このように未約定のトラップがある場合、次に説明する方法その1かその2のどちらかで、運用資金もロスカットレートも変えずにトラップを追加することができますよ!

イモラ
イモラ

方法その1は超簡単!方法その2は少し難しいけどトラップをさらに増やせます。

方法その1:未約定の本数分だけトラップを追加

基本トラリピの運用条件は、レンジ70~78円、ロスカットレート55円なので、レンジを下抜けしてもロスカットまではまだ余裕があります。

しかし、レンジを下抜けすると利益を得るチャンスがなくなるので、機会損失をできる限り回避したいところです。

そこで、未約定の4本のトラップに着目しました。

45万円の運用資金には、この4本の未約定トラップを仕掛けるのに必要な資金も含まれています。

しかし、この4本がすぐに約定することはない今、4本分の資金は実質的に遊んだ状態となっています。

ということは、未約定の4本の代わりに、基本トラリピのレンジの下側にトラップを4本追加してもいいということになりますよね。

イメージとしてはこんな感じです。

レンジ下抜け対策(方法その1)
レンジ下抜け対策(方法その1)

具体的には、レンジ68.4~69.6円、本数4本、値幅0.4円のトラリピを追加すれば、運用資金を追加せずに68.4円まで運用レンジを広げることができます。

基本トラリピはそのままで問題ありません。

コロナショックが落ち着いてレートが戻れば、追加したトラップはすべて決済されているはずなので、そのときに下抜け対策用のトラリピを削除すればOKです。

イモコ
イモコ

方法その1はわかりやすいわね。

方法その2:『トラリピ運用試算表』でトラップ本数を検討

「未約定のトラップと同じ本数だけレンジ下側にトラップを追加する」というのは簡単でいいのですが、鋭い人ならこう思ったのではないでしょうか?

レートが低いからもっと追加できるのは?

これはそのとおりで、レンジの下側に追加するトラップはレートが低い分、レンジの上のほうで未約定となっているトラップよりも1本当たりの必要資金は少なくて済みます。

なので、運用資金もリスクも変えずに下抜け対策用トラップを5本以上追加できるできるかもしれません。

具体的な検討に利用するのが、いつもの『トラリピ運用試算表』です。マネースクエアで口座開設すれば、誰でも使えます。

まず、方法その1で求めた下抜け対策用のトラリピのレンジ68.4~69.6円と、基本トラリピの約定済みレンジ70~76.4円を合わせたレンジ68.4~76.4円のトラリピを考えます。

このトラリピを45万円で運用した場合のロスカットレートはいくらでしょうか?

トラリピ運用試算表の入力条件はこのようになります。

トラリピ運用試算表の条件入力画面
トラリピ運用試算表の条件入力画面

試算してみると、ロスカットレートは53.096円と55円より約2円低くなりました。予想どおり、もっとトラップを追加できそうですね。

トラリピ運用試算表の試算結果画面
トラリピ運用試算表の試算結果画面

続けて、運用予定額45万円は固定のまま、レンジ下端を0.4円ずつ下げるとともに本数を1本ずつ増やしていくと、ロスカットレートはこのように変化しました。

レンジ本数ロスカットレート
68.4~76.4円21本53.1円
68.0~76.4円22本53.9円
67.6~76.4円23本54.6円
67.2~76.4円24本55.3円

この結果から、運用資金45万円のままでも、リスク(ロスカットレート)を変えずに67.6円までさらにトラップを追加できることがわかりました。

この結果を受けて、我が家では下抜け対策用のトラリピの運用条件を、レンジ67.6~69.6円、本数6本、値幅0.4円とすることに決めました。

レンジ下抜け対策(方法その2)
レンジ下抜け対策(方法その2)

2月28日の時点で上記のトラリピを追加したところ、翌日には早速700円の利益を生み出してくれました!

イモコ
イモコ

方法その2はちょっとややこしいわね。

イモラ
イモラ

簡単に済ませたい人は、方法その1で問題ナッシングです。

レンジ抜けしても何もしないのもアリ

私はできるだけ機会損失を回避したいという考えから、下抜け対策用のトラリピを追加することにしました。

ほかの通貨ペアについても同様の対策を行いました。

しかし、トラリピでレンジ抜けしそうなときに「あえて何もしない」というのもアリだと思います。

何もしなければ、未約定の注文がある場合はその余裕資金分でロスカットを遠ざけることができるので、それだけ安全な運用にすることができます。

あまり考えたくはないですが、コロナショックがリーマンショックを超える事態になれば、この安全策が効いてくるかもしれません。

我が家では、もしそのような事態になれば、追加資金を投入して含み損には耐え抜くつもりなので、現状では利益追求を優先しました。

厳しい状況がしばらく続きそうですが、こういうときこそ、マネースクエアでトラリピをしていてよかったと実感しています。

裁量トレードだったら右往左往しているだろうなと(笑)。

それでは、みなさんコロナショックを生き残りましょう!

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