こんにちは!FXの裁量トレードで負け続けてきたイモラです。
そんな私でも、リピート系自動売買の一種である『トラリピ』に出会ってからは、着々と資産を増やしています。
決して大儲けができるわけではないけど、淡々と利益が積み重なるトラリピのおかげで、心穏やかな日々を過ごせています(笑)。
トラリピがどういう手法なのかについては、こちらの記事を参考にしてください。
ところで、トラリピと言えばマネースクエアが本家ですが、マネースクエアでしかできないわけではありません。
トライオートFXの『ビルダー』という機能を利用すれば、トライオートFXでも自在にトラリピ運用ができるんです!

トライオートETFでもビルダーの使い方は同じです。
この記事では、『トライオートFXのビルダーを使ったトラリピの設定方法』について、初心者でもバッチリわかるようにスクリーンショット満載で説明します!
ビルダーの設定入力画面の開き方
この記事では、ビルダー機能を利用して、以下のような運用条件のトラリピを設定する場合について説明します。
通貨ペア | CAD/JPY |
買・売 | 買 |
注文金額 | 1,000 |
レンジ | 78~86円 |
トラップ本数 | 21本 |
トラップ値幅 | 0.4円 |
利益金額 | 700円 |
まずは、ビルダーの設定入力画面まで行ってみましょう。
トライオートFXにログインすると、左端にメニューが並んでいます。その中の『ビルダー』のボタンをクリックしてください。

次の画面では『FXで作る』をクリックします。

次の画面では、『マルチカスタム』を選択してから、『選択する』をクリックすればOKです。

すると、次のような画面に切り替わるので、運用する通貨ペア(今回の例では『CAD/JPY』)を選択してから、『選択する』をクリックします。

これでビルダーの設定入力画面にたどり着きました。

赤枠で囲んだ部分に運用条件を入力していくことになります。
トラリピ運用条件の入力方法と注意点
今回設定するトラリピの運用条件をもう一度載せておきます。
通貨ペア | CAD/JPY |
買・売 | 買 |
注文金額 | 1,000 |
レンジ | 78~86円 |
トラップ本数 | 21本 |
トラップ値幅 | 0.4円 |
利益金額 | 700円 |
これをビルダーの設定入力画面に反映するとこうなります。

各設定項目の入力単位がpipsになっている点にご注意ください。
以下では、入力の際に注意すべき設定項目について説明します。OCO、損切り、フォロー値は使わないので説明は省略します。
レンジ幅
ビルダーでは、レンジを『78~86円』というように直接設定するのではなく、『レンジ幅』と『スタート価格』で設定します。
今回の設定条件の場合、レンジは78~86円なので、普通に考えたらレンジ幅は8円(800pips)となりそうなもんですよね。
でも、なぜか、レンジ幅はトラップ1本分多め(今回なら840pips)に設定しないと思ったとおりにならないので気を付けてください。

ここは間違えやすいから要注意!
スタート価格
スタート価格を変更することでレンジ帯を上下に移動させることができます。
スタート価格は、『価格指定』を選んだ状態で、買いの場合はレンジ上限のレートを、売りの場合はレンジ下限のレートを入力します。
カウンター値
トライオートFXでは、リピート2回目以降の新規注文のレートを『カウンター値』で設定します。
設定方法だけ先に書いておきますが、このようにしてください。
- 利確幅とカウンター値を同じにする(買いの場合はマイナスをつける!)
- 『カウンター固定』にチェックする
わかりにくいところだと思うので、補足説明します。
カウンター値を-70pipsにした場合、決済レート(利確レート)から70pips低いレートに次の新規買い注文が出されます。
つまり、利確幅とカウンター値を同じ値にしておけば、前回の新規注文と次の新規注文のレートを同じにすることができます。
下の図では、1~3回目の新規買いのレートが同じになっていますね。意図したとおりのトラリピにちゃんとなっています。

しかし、買いレートや売りレートが狙っていたレートからずれた場合、『カウンター固定』をなしにしていると問題が起こります。
例えば、上の図の3つ目の山のように、窓開けによって決済レートが80.7円ではなく、81.0円となったとします。
このとき、次の新規買い注文は81.0円から0.7円下がった80.3円になってしまい、このレートで次からリピートされることになります。
これを防ぐためには、『カウンター固定』にチェックをつけておきます。そうすれば、2回目以降の新規注文レートを決済レートにかかわらず80.0円に固定できます。

どういうときにカウンター固定をなしにするの?

正直、僕もよくわからない(笑)。
トラリピ設定を確認する
設定が終わったら、設定画面の一番下の『ロジック追加』のボタンを押してください。
すると、注文一覧が表示されるので、下の赤枠部分の『エントリー価格1』が意図した注文価格になっているかを確認します。

問題なければ、右下の『シミュレーションを見る』の水色のボタンをクリックしてください。

過去データに基づいた計算された『期間収益率』、『期間損益』、『リスクリターン評価』、『推奨証拠金』が表示されます。
実際に運用を始める前に、こういったシミュレーション結果を見ることができるのは、運用条件を検討するのにありがたいですね。
問題なければ、これでビルダーを利用したトラリピの設定は終了となります。
すぐに稼働させたい場合は右下の『今すぐ稼働』、一旦カートに保存しておく場合は『カートに追加』を選べばOKです。
お疲れさまでした!
推奨証拠金で運用するのはやめたほうがいい?

最後に大事なお話があります。

急に改まって何??
シミュレーション結果に『推奨証拠金』というのが表示されていましたよね。
「推奨証拠金」という響きから「この額で安全に運用できる」と考えがちですが、必ずしもそういうわけではありません。
推奨証拠金はあくまでも「最低限これだけは用意しておきたい額」の目安と考えましょう。
トラリピでは、「このレートまでは耐えられるようにしよう」というロスカットレートを自分で決めて、それに必要な運用資金を用意するのがセオリーです。
私の場合、上記運用条件で全ポジションを持った場合に、リーマンショック後のカナダドルの最安値である68.0円までは耐えられるようにしています。
それに必要な運用資金は約36万円です。
それに対して、ビルダーで示された推奨証拠金220,549円だと、ロスカットレートは74.5円となります。
どのくらいのリスクをとって、どのくらいの利益率を求めるかは、人によって異なるところなので、どちらが正解というのはありません。
ただ、どういう運用条件にしろ、いくらでロスカットになるのかは把握しておきましょう。

ロスカットレートがわからないと、暴落時に急増する含み損にうろたえて冷静な判断ができなくなります(経験談)。
ロスカットレートを把握する一番簡単な方法は、マネースクエアの口座開設をして『トラリピ運用試算表』を利用することです。
『トラリピ運用試算表』の使い方については、下の記事のステップ6を参考にしてください。
ただし、マネースクエアにない通貨ペアをトライオートFXで運用する場合には、自分で必要資金を計算する必要があります。
中・上級者向きとなりますが、「ロスカットレートを○○円にするためにいくら必要か」というのは、エクセルなどを使えば自分でも計算することができます。
興味のある人は、こちらの記事を参考にしてください。
当ブログでは、トライオートFXとのタイアップを行っており、上記計算が簡単にできる資金管理ツールを限定タイアップ特典としてプレゼントしています。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
ロスカットレートが把握できていない場合は、暴落時などに証拠金維持率をまめにチェックして、必要に応じて追加入金するようにしましょう。