トライオートETFで『ナスダック100トリプル(TQQQ)』をトラリピ運用していたイモラです。
TQQQは、米国のナスダック上場株式の代表的な100銘柄からなる株価指数『ナスダック100』の3倍の値動きをするETFです。
ナスダックが好調に上昇し続けているにもかかわらず、この度、トライオートETFでのTQQQの運用をひとまず終えることにしました。
トライオートETFでの運用実績とともに、運用をやめる理由についてお話したいと思います。
トライオートETFでの運用実績は年利75%!
トライオートETFでの運用実績はこのようになりました。
- 運用期間:2020年4月14日~7月2日(80日間)
- 運用元本:300,000円
- 累計利益:49,417円
- 利益率:年利75.1%
運用期間は3か月弱と短かったのですが、年利75.1%というとんでもない好成績でした!


よっぽど危ない橋を渡ったんじゃないの?


そういうわけじゃないけどね。
決済益49,553円から金利調整額140円が引かれて、トータルで49,413円の利益となりました。
金利調整額はポジションの保有期間が長くなれば、FXのマイナススワップのようにじわじわ効いてきます。
しかし、今回はポジションが塩漬けになることがなかったので、金利調整額によるマイナスの影響は軽微でした。
トライオートETFで好成績を残せた理由
トライオートETFで年利75%という好成績を出せたのには大きく理由が2つあります。
- 運用を始めたタイミングがよかったから
- 少ない資金で運用していたから
運用を始めたタイミングがよかったから
コロナショックでTQQQは120ドルから30ドル台まで暴落。
私がトライオートETFで運用を始めたのは、暴落後にTQQQが60ドル前後まで回復したころでした。


その後、多少の下落はありましたが、ナスダックの強さは目を見張るものがあり、ほとんど一本調子で上がっていきました。
運用開始時に60ドルだったTQQQは、7月11日現在で118ドルまで上昇しています。
TQQQのV字回復の序盤に運用を始めることができたのが、年利75%という好成績が残せた理由の1つです。
少ない資金で運用していたから
1つ目の理由は胸を張って言えるのですが、2つ目の理由はほめられたものではありません(笑)。
トライオートETFの運用開始時には、まだコロナショックのダメージが深く残っており、私の手元に十分な資金はありませんでした。
本当は100万円程度の資金を用意したかったのですが、30万円という限られた資金で運用を始めることに。
このように限られた資金で運用していたことが、結果的に高利益率に結び付きました。


やっぱり危ないことしてたんじゃないの?


0ドルまで耐えられる安全運用をしていたよ。
少ない資金で高利益率というとハイリスク・ハイリターンな運用をしていたと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
TQQQが割安水準のときに始めたので、少ない資金でも安全に運用を行うことができました。
トライオートETFでの運用を一旦終了した理由
トライオートETFでは、TQQQをトラリピという手法で運用していました。
トラリピが一番威力を発揮するのは、一定の範囲で価格が上下する『レンジ相場』の場合です。
私の理想はTQQQが80ドル以下で行ったり来たりするような相場だったのですが、80ドルどころか100ドルも簡単に超えてきました。


上がり続けるなら問題ないんじゃないの?


ずっと暴落が起きないならね。
最近のTQQQのように一方的に上がり続けると、高値ポジションを次々と保有することになり、次の暴落時にあっという間にロスカットになってしまいます。
この勢いに乗って追いかけたいのはやまやまですが、来るかもしれない二番底に備えて、100ドル超えたところで一旦撤退することにしたのです。
TQQQはトライオートETFでの運用にオススメ
TQQQは上昇志向が強くレンジ相場を形成しにくいので、トラリピ運用には本来向いていないのかもしれません。
しかし、値動きの大きなTQQQをさらにレバレッジをかけて運用できるのは、資金効率の点からはかなり魅力的だと思います。
しばらく様子見をするつもりですが、次の暴落やTQQQが分割されたタイミングでTQQQの運用を行いたいと考えています。
TQQQの分割については、インヴァスト証券のこちらの記事でわかりやすく説明されています。
トライオートETFには、ほかにも日経平均の2倍の値動きをする『日経平均レバレッジ』などの銘柄もあります。
日経平均は比較的レンジ相場を形成しやすいので、日経平均レバレッジをトラリピ運用するのは面白いかもしれませんよ。
ちなみに、私は原油の暴落時に原油ETFを運用しようかと考えましたが、残念ながらスプレッドが大きすぎるのでやめました。
スプレッドや金利調整額は銘柄によってまちまちなので、トライオートETFで運用する際には確認を忘れないようにしましょう。
私はマネースクエアとトライオートFXでFXのトラリピをやっていますが、
トライオートETFは自動売買の3本目の柱として使える!
という感触を今回得たので、今後もトライオートETFを積極的に利用したいと思います。


トラリピ運用できる対象が一気に広がった!
後日再開したナスダック100トリプルの本格運用に関しては、こちらの記事をどうぞ。